線香花火。真っ赤な火花を飛ばしながら、最後ははかなく燃え尽きる姿は、日本の
夏には欠かせません。ところが、最近は「線香花火」=「中国製」で、日本らしい情緒がうまく出せない線香花火が多いんです。国産のモノは、現在では「幻」の逸品となってしまいました。
昔あったすばらしい国産線香花火は、全国的でも福岡等の一部で造られいるのみでしたが、数年前こうした線香花火の危機的状況を憂い、「線香花火を愛する会」が発足など、徐々に昔の線香花火を復活させる火花が大きくなっています。

また、近年は、こうした動きの中、日本の各花火製造業者も、生産性を度外視した 「純国産」に力を入れています。その分価格は中国製の何倍もしますが。
この「大江戸牡丹」は、あなたの記憶に残っている切ない線香花火を思い出させることのできる幻の逸品です。
はかなさ、繊細さ、芯の強さ、潔さ、そして華麗さ…。それらは、線香花火の独特の「和火」が人々にもたらす魅力なのです。
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