読者投稿 花火な話「アブラムシ」


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  読者投稿 花火な話「アブラムシ」
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 私の自宅の庭にアブラムシが大発生した事があり、当時小学生だった私もアブラムシ退治に参加しようと、農薬をまく親の傍らで一生懸命てんとうむしを放してアブラムシを撃退しようとしていました。

 当時買ってもらった図鑑に「アブラムシはアリが運んでくる」という情報があり、
これはアリのせいだと思い込み、アリの巣を攻撃する事にしたのですが、水攻めは、まるで効果がなく、まして穴を埋めても何処からかアリが出てきてしまうという事で、アリの巣の全容を探るべく当時1個¥30−だった「煙幕花火」を購入し、アリの巣の入り口に噴出口を当てて煙攻めを敢行しました。

 ところが煙幕花火1個程度では何の変化も見られず、何故かムキになってしまった私は翌日のおこずかいを前借りし、合計6個の煙幕花火攻撃を行ったところ、庭のあちらこちらから煙が舞い上がり、その異様な光景は数分にわたって続き、「火事と勘違いされないだろうか!」「親に見つかったら叱られるのではないか!」と幼い心に強烈な不安が襲った事を、今でも思い出します。


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